
「入札が気になるけどどんな種類があるのか分からない」「どの種類が自分に合った入札なのか分からない」など、入札において初心者であれば、まず疑問になるのが「入札の種類」です。
一口に「入札」といっても種類はさまざま。そのうえ、入札の種類によって特徴やメリット、デメリットが大きく異なります。
そこで、今回は入札の種類について詳しくご紹介します。
入札の種類とそれぞれの特徴
入札の種類は主に「3つ」が挙げられます。どれも入札であることに変わりはありませんが、ここで注意したいのが入札の種類によって特徴が異なる点です。
さっそく、入札の種類とそれぞれの特徴について見ていきましょう。
一般競争入札
入札の種類として、比較的定番であるのが「一般競争入札」です。
一般競争入札とは、入札資格を取得していれば誰でも参加できるのが特徴です。入札を始めるハードルが低く、入札初心者の方からも人気を集めています。
一般競争は、税金の無駄をなくすために、なるべく安い金額で調達することを目的としています。実際の調達内容はさておき、価格のみで決定する方式であるのが一般競争入札のポイントです。
しかし、業者を選ぶ方法が「価格面」だけであることから、話し合いなどの手間が増えているのが現状です。こうした背景から、価格以外の要素も視野に入れて落札するケースがあります。
例えば、事業の信頼度や具体的な業務内容などが評価対象です。発注者にとって、適切な業者であると判断された業者が落札者となります。
企画競争入札
企画競争入札とは、一言でいうと「企画内容が最も優れている業者」を落札する方式の入札方法です。
前項とは異なり、企画競争入札は基本的に「業者の技術力」に着目して落札者が選ばれます。つまり、どれだけコストパフォーマンスに優れた業者であっても、企画内容が発注者の意図に沿っていなければ、落札される可能性は低いということです。
ちなみに、企画競争で注目されるポイントは、企画内容のほか「業務遂行能力」も挙げられます。
なお、企画競争入札として多い業種は、クリエイティブな業務である傾向にあります。
指名競争入札
指名競争入札とは、発注者が指名した業者が競争して契約者を決定する入札の種類です。
あらかじめ特定の条件で発注者が複数の業者を指名して競争することで、発注者は「悪質な業者を避けられる」というメリットがあります。
指名競争入札が選ばれるケースは、あまり一般的ではない特殊な業務や、競争参加者が少ない場合などです。
入札の種類を知って正しく選ぼう
入札にはいくつか種類があります。主に今回ご紹介した3つですが、選ぶ際には慎重な判断が必要です。
入札の種類によって具体的な方式が異なるという点は、想像している以上に大きな差です。必ずそれぞれの概要を把握したうえで、自社の内容と照らし合わせる必要があります。
現在、入札を検討している方は、本ページの情報を参考にしながら、検討してみてください。
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