
国や地方公共団体の案件の入札では、能力の指標になるランク付けが行われます。
今回は案件入札の際に必要な、入札ランク決定の流れについて解説。
入札ランクについてとその仕組みを知って、よりスムーズな案件獲得を目指しましょう。
入札ランクとは?決定に関わる事項と決定まで
ここでは、東京都での入札ランク決定の方法と流れについてみていきましょう。
まず、客観的審査事項により点数分けが行われます。
点数分けには、以下の事柄が使用されます。
<客観的審査事項による等級の分類に使用される事項>
- 年間総売上高
- 自己資本額
- 従業員数
- 流動比率
- 営業年数
- 障害者雇用の割合(実雇用率)
次に、審査対象事業年度の売上高をもとに「主観的審査事項による等級」の分類が行われます。
さらに、その会社の営業種目ごとにA、B、Cの等級に分けられます。
<営業種目>
- 事務用品・什器関係
- 繊維・雑品関係
- 機械・資材関係
- 印刷関係
- 給食業務・情報処理業務・その他業務関係
- 清掃・警備・保守管理及び調査業務関係
- 建物清掃・賃貸業務関係
「客観的審査事項による等級」と「主観的審査事項による等級」のそれぞれの等級から、どちらか低い方がその会社の入札ランクとなります。
入札ランクとは?その仕組みを知り取引をスムーズに
いかがでしたでしょうか?
この記事を読んでいただくことで、入札ランクとその決定方法についての詳細がご理解いただけたと思います。
自身の会社のランクの位置づけに疑問がある場合や、ランクアップしたい場合には、ぜひ参考にしてみてください。
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