現在日本で行われている入札方式は、主に3種に分かれています。
そのなかでも「公募型競争入札」では、発注案件に入札したい企業は、資格や条件を有していなければ参加できません。
その一方で、条件などをクリアしていればどの企業でも参加できるなどのメリットもたくさんあります。
本記事では、公募型競争入札のメリットに注目して詳細をまとめました。
入札の参入を希望している方をはじめ、公募型競争入札のメリットについて詳しく知ったうえで検討したい方は参考にしてみてください。
条件を満たせば参加できる
公募型競争入札では、発注者が提示した条件や資格などの基準をクリアしていないと入札に参加することは不可能です。
それは言い換えれば、決まった企業しか参加できない入札方式とは違い、公募の条件をクリアしていればどの企業でも自由に参加する権利を得ることができるともいえます。
また他の契約方法に比べると、技術や資格などの条件はクリアしているが入札実績があまりない場合や、入札にこれから参加しようと考えている場合などでも参入しやすいというメリットがあります。
一定の条件や資格などの条件をクリアしている企業にとって参加する価値のある入札方法といえるでしょう。
そのため、透明性や公平性を期することができる一般競争契約は、近年の入札案件のなかで金額および件数ともに最も高い割合を占めている入札方式です。
落札率が高い
公募型競争入札は、発注元がかけた募集に企業側が参加表明書を提出したのち、審査を受けます。
基準をもとに選定が行われ、クリアした企業だけに指名通知書が送られます。
この指名通知書がないと、入札に参加する権利を得ることができません。
選定基準をクリアして権利を得た企業のなかから、発注元にとってより有益な条件の企業が契約を結ぶことができる方式のため、競合相手の数はおのずと絞られていくことになります。
一般競合契約のなかでも一度審査が行われる公募型競争入札は、競合相手が限定されているので落札できるチャンスが高くなっています。
公募型競争入札には落札チャンスがある
いかがでしたでしょうか？
この記事を読んでいただくことで、公募型競争入札のメリットについてご理解いただけたと思います。
公募型競争入札は、技術力や資格などの基準をクリアしている企業にとって参入しやすく、また落札チャンスもある入札方式です。
メリットをよく理解したうえで、公募型競争入札を検討してみてくださいね。
