公募型競争入札に挑戦!

本記事では、「公募型競争入札」について、情報収集や参加のしかたをご紹介します。

※「公募型競争入札って何!?」という方は、別レポート(ホーム>入札お役立ち情報一覧>公募型競争入札の流れ https://nyusatsu-hikaku.com/open-flow/ )などもご覧ください。

公募型競争入札は、入札参加のための事前審査が設けられた入札方式だと言えます。一般競争入札では、全省庁統一資格などの入札参加資格を持っていればランクに応じた案件に参加できますが、公募型競争入札では、入札参加資格はもちろん、実績や技術力などでも基準を満たしていないと入札に参加できません。入札参加のためのハードルは高いですが、基準をクリアして入札に参加できれば、既に落札候補者が絞り込まれているため、過度な価格競争に巻き込まれるリスクは低い、というメリットがあります。とくに建設業の案件などで多く採用されています。

そこで今回は、この公募型競争入札の情報収集や参加のしかたを実例を交えてご紹介します。

1.公募型競争入札の情報収集や参加のしかた

公募型競争入札案件はどこで調べる?

 

公募型競争入札案件は、公的機関の公式ホームページの中の「調達情報」や「入札情報」「契約情報」などといったサイト内にて公示されます。また、有料・無料の入札情報サービスでも検索閲覧することができます。

 

公募型競争入札案件に参加するには?

 

入札情報サイトなどで案件を見つけたら、公募要項を取り寄せ、その指示に従って参加を表明します。この段階ではまだ、入札に参加できるかどうかは不明です。

公募型競争入札の一般的な流れは以下のようになります。

 

Step1. 参加表明書、技術・資格関連資料を提出する

Step2. 入札参加資格者が選定される

Step3. 入札書、提示価格の内訳等、関連資料を提出する

Step4. 開札にて、落札者が決定される

 

公募型競争入札は、土木や建設など人命に関わる大規模な案件で多く行われており、「確かな技術力を持ち、実績経験の豊富な事業者を選びたい」という発注者側の意図が表れた入札方式だと言えます。そのため、入札参加者の選定には極めて高いハードルが用意されています。たとえば、令和46月、水産庁が公募型競争入札で、ある漁港の土質調査の委託先を公募しましたが、その入札参加条件は以下のようなものでした。

 

・農林水産本省における令和3,4年度「地質調査」又は「建設コンサルタント」に係る一般競争(指名競争)参加資格においてA又はB等級の認定を受けていること

・本業務と同種又は類似の業務について、平成24年度以降に完了した実績を有していること。また、本実績が水産庁発注の業務であるときは、当該業務の成績評定点が60点以上であること

・次に掲げる要件を満たす管理技術者を当該業務に配置できること

・・・技術士、地質調査技士、港湾海洋調査士 など

 

そして、参加表明者の中から入札参加者を選定するための評価基準は以下の通りでした。

 

・当該部門のコンサルタント登録の状況

・同種又は類似業務の実績

・水産庁発注業務の業務成績

・当該地域における業務の実績

・技術者の資格、経歴

・業務の実施体制 等

 

この条件をクリアした事業者のみが入札に正式に参加できます。晴れて入札に参加できたら、価格と技術等を総合的に評価され落札者が決定されます。

入札に参加するまでは大変ですが、入札参加後の流れは一般の競争入札と同じです。

 

2.公募型競争入札に挑戦してみよう!

 

いかがでしたでしょうか? 公募型競争入札は、入札参加のハードルが高く、確かな技術力を持った実績豊かな事業者が選ばれる入札方式だと言えます。「我こそは」と思われるなら、貴社も公募型競争入札案件に挑戦してみてはいかがでしょうか?

 

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