
東京都の財務局や水道局、警視庁などの公的機関の業務を請け負いたいけれど、入札の参加方法や情報の調べ方がわからない方もいると思います。
東京都が行う入札への参加は、希望すればすぐにできるというわけではありません。
入札に参加するためには、電子証明書を発行したり、入札資格を取得したりと事前に準備をしなくてはならない項目がたくさんあり、実際に参加できるまでには時間もかかります。
希望案件の入札に参加する機会を逃さないためには、計画的に準備しておくことが大切です。
この記事では、東京都の入札に参加したい方のために、参加するまでの流れや入札情報の調べ方について詳しく説明します。
Contents
東京都の入札情報の調べ方
東京都の財務局や水道局、警視庁などの入札情報を調べたいときには、都が運営している「東京都電子調達システム」というサイト内の「入札情報サービス」のページを確認します。
このサイトでは、以下の情報を確認することが可能です。
東京都電子調達システムで調べられる入札情報
- 年間発注予定情報
- 発注予定情報
- 入札(見積)経過情報
- 入札結果一覧
- 競争入札参加有資格者名簿
- 入札参加資格関係
これまでは、各局のホームページで確認が必要でしたが、順次このサイトに情報が一元化されているため、東京都の入札や契約に関する情報を知りたいときは、このサイトで確認ができます。
東京都の 入札に参加するまでの流れや事前準備を解説
東京都の入札に参加するまでの流れや事前に準備しておきたいことを紹介します。
東京都の入札に参加する際の流れ
東京都の入札に参加するまでのおおまかな流れは以下の通りです。
東京都の入札に参加するまでのおおまかな流れ
- 電子証明書を購入する
- 推奨基準を満たすパソコンで各種設定を行う
- 東京都競争入札参加資格の審査申請をする
東京都の入札に参加するには、「東京都競争入札参加資格」の審査を受けて「競争入札参加有資格者名簿」に記載される必要があります。
インターネットで行う入札参加資格の申請には、電子証明書の購入が必須です。
電子証明書を購入したら、電子証明書を使えるようにするための登録や、電子調達システムで審査申請や電子入札を行うための利用登録を行います。
ここまでが完了してはじめて、入札参加資格を得るための申請ができます。
東京都の入札に参加する際に必要な準備
東京都の入札に参加するまでに準備しておかなければならない項目をまとめました。
電子証明書の購入
電子証明書は、東京都電子調達システムに対応したコアシステム対応認証局から購入します。
コアシステム対応認証局であればどこで購入しても構いませんが、証明書の発行に必要な費用やサービス内容は認証局によって違います。
電子証明書を取得には以下のものが必要です。
電子証明書の取得に必要なもの
- 名義人の住民票
- 名義人の印鑑登録証明書
- 会社の印鑑証明書
- 会社の登記簿謄本
証明書の発行にかかる期間も認証局によって異なりますが、1週間から2週間程度が目安のようです。
パソコンの設定や東京都電子調達システムでの利用登録手続きを行う
資格審査や入札をスムーズに行うには、電子調達システムや利用する電子証明書の認証局が推奨している環境を満たしたパソコンや周辺機器を準備することが重要です。
推奨環境の整ったパソコンが準備できたら、利用する電子証明書が正常に使えるようにするための設定や東京都電子調達システムのサイトで登録手続きを行います。
パソコンの設定方法や登録の手順については、東京都電子調達システムのサイト上などで確認することができます。
電子証明書の準備とパソコンでの各種設定が完了したら、入札参加資格を取得するための申請を行い、審査に通れば入札への参加が可能です。
また、東京都の市や区が行う入札に参加したい場合は、別途「東京電子自治体共同運営協議会」の入札参加資格を取得しなければなりません。
東京都の入札情報や参加方法は東京都電子調達システムで確認を
いかがでしたでしょうか?
この記事を読んでいただくことで東京都の入札情報の調べ方や参加方法がご理解いただけたと思います。
東京都の入札に参加するには、まず電子証明書の購入と資格審査の申請を行いましょう。
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