【 入札用語ノート 】(1)

本コラムは、本サイト運営者KTが、自ら入札知識を得るために集めた用語を、ただただ紹介していくものです。不定期で追加していきます。お役に立てましたら幸いです。

【 入札用語ノート 】

入札公告

調達機関が、調達内容の概要を公表するものです。主な記載内容は以下のとおりです。

  1. 調達機関名、2. 入札場所と日時、3. 入札に係る商品サービス等の概要、4. 入札参加資格、5. 入札保証金や契約保証金の有無、6. 問い合わせ先 など

入札公告は、調達機関ホームページ内にある調達関連のページで閲覧できます。

入札保証金

入札参加者が調達機関に、入札前に一時的に支払うものです。入札保証金の支払いは、入札や契約の確実性を求めておこなわれますが、支払いが免除されるケースも多くあります。なお、支払われた入札保証金は、入札参加し落札できなかったとき、または、落札し契約したときに返還されます。

契約保証金

落札者が調達機関に、落札後に一時的に支払うものです。契約保証金の支払いは、契約履行の確実性を求めておこなわれますが、支払いが免除されるケースも多くあります。なお、支払われた契約保証金は、契約履行後に返還されます。

入札説明書

入札公告時に、当該入札の具体的な内容として告知されるものです。主な内容としては、入札公告に記載のものに加え、以下のものが追記されます。

1. 入札参加手続に必要な書類、2. 必要書類の提出場所と提出期限、3. 入札実施までのスケジュール、4. 参加辞退の場合の手続、5. 選考方法、6. その他注意事項 など

仕様書

調達機関が求める商品サービスの詳細が記載されたものです。商品サービスの内容にもよりますが、分量が十数ページ以上に及ぶこともあります。

意見招請

政府電子調達ホームページによれば、「意見招請とは、入札公告に先立って、調達の仕様書案について企業から意見を求めること」とあります。意見招請も入札情報同様に公示され、参加者が募集されます。参加者は仕様書案を受け取って、意見書を提出、または、直接会場に赴き意見を述べます。意見招請では、同類の商品サービスの一般的な市場価格や仕様、最新動向など、専門家の目で見た意見が求められます。

予定価格

調達機関が、事前に調べた適正な市場価格を基に算出した、当該案件の上限となる価格です。入札で提示された価格がこの予定価格を上回った場合、参加者は失格となります。

不落、入札不落

入札の結果、参加者が提示した価格が全て予定価格を上回った場合、落札者はいないことになります。この状態を「落札されない」という意味で、不落または入札不落といいます。

単価契約

江戸川区ホームページによれば、「単価契約とは、一定期間内に反復継続して行う簡易な維持補修工事や、緊急の工事で数量を確定できない場合に、その規格や単価だけを決定し、金額はその給付の実績によって算出する契約」とあります。これは、工事における単価契約の説明ですが、工事以外でも、宅配や電気供給など、あらかじめ数量を決めておくことが難しい場合は単価契約となり、単位当たり価格で入札がおこなわれます。

総価契約

「単価契約」に対し、数量や単価を全て考慮して入札・支払金額を決める契約をいいます。ほとんどの入札はこの総価契約に該当しているのではないでしょうか。

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