【 入札用語ノート 】(5)

本コラムは、本サイト運営者KTが、自ら入札知識を得るために集めた用語を、ただただ紹介していくものです。不定期で追加していきます。お役に立てましたら幸いです。

【 入札用語ノート 】

一般競争入札

総務省資料によると、一般競争入札とは、

「公告によって不特定多数の者を誘引して、入札により申込をさせる方法により競争を行わせ、その申込のうち、(発注側に)最も有利な条件をもって申込をした者を選定して、その者と契約を締結する方法」

とあります。一般競争入札には、幅広く入札者を募るため機会均等性が高い、というメリットがあるといえます。

指名競争入札

総務省資料によると、指名競争入札とは、

「資力、信用その他について適切と認める特定多数を通知によって指名し、その特定の参加者に、入札の方法によって競争させ、契約の相手方となる者を決定し、その者と契約を締結する方式」

とあります。指名競争入札では、あらかじめ信用力のある事業者を入札参加者として指名するため、不適格な事業者を排除できるというメリットがある一方、機会均等性が低いというデメリットも存在します。

公募型指名競争入札(公募型競争入札)

指名競争入札の前段階として、広く公募を行う形式の入札を公募型指名競争入札(または、公募型競争入札)といいます。

公募への応募者について審査を行い、その審査に合格した事業者のみが入札に参加できます。一般競争入札における機会均等性と、指名競争入札における不適格な事業者を排除するというメリットを合わせ持つ入札方式だといえます。

簡易公募型競争入札

公募型指名競争入札(公募型競争入札)のうち、比較的小規模な案件に適用される入札方式です。公募から落札までの流れは、公募型競争入札に準じます。

企画競争入札

事業者からの企画・提案内容と事業者の信用度などを総合的に評価して落札業者を決める入札方式です。価格重視ではないため、優れた技術を持った事業者が選ばれやすいというメリットがあります。

プロポーザル

プロポーザル(proposal)は「提案」と訳され、入札の場面では、企画競争入札と同等の意味で用いられます。

総合評価落札方式

国土交通省ホームページによると、総合評価落札方式とは、

「発注にあたり、競争参加者に技術提案等を求め、価格以外に競争参加者の能力等を審査・評価し、その結果をあわせて契約の相手方を決定する方式」

とあります。審査においては、詳細な能力評価と価格評価の合計点が最も高い事業者が落札者として選定されます。

コンペ

コンペは、"competition"(競争、競技)の略称であり、入札の場面では、参加者が提示した企画・提案内容のみを審査対象として落札者を決定する形式の入札を指します。他の入札形式に比べ入札参加条件はゆるく、広く門戸が開かれた入札形式だといえます。

小規模事業者登録

小規模事業者が、入札によらずに、少額の工事や、物品製造・販売、役務提供等の契約を受注するために、自治体等に事前登録することを小規模事業者登録といいます。小規模事業者登録をした事業者は、自治体の随意契約の相手方候補とみなされます。

売り払い/買い受け

公的機関が保有財産などを民間事業者に売却することを、公的機関側では「売り払い」、民間側では「買い受け」といいます。売却対象としては、使用済の公用車、不動産、貴金属などがあげられます。

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