
入札の際、何十人もの調達担当官とやりとりをしていますと、お役所でよく使われる用語があることに気づきました。そこで、本シリーズでは、お役所でよく使われる用語を不定期で紹介していきます。
本省・本庁クラスになると、エリートが多いためか、カタカナ用語が飛び交います。以下、その一部をご紹介します。
Contents
【 お役所用語ノート 】
アロケ
"allocation"(割り当て、配分)の略称です。「この案件の予算は〇〇課にアロケしましょう」といった使われ方をします。
インフォーム
"inform"(知らせる)のそのままの意味で使われます。
オブリゲーション
"obligation"(義務、責任)の意味で使われます。
カウンターパート
"counterpart"は「片側」と訳されますが、「交渉相手」という意味で使われます。
クラリファイ
"clarify"は「解明する、浄化する」という意味ですが、「確認する」という意味で使われます。
コメンタール
ドイツ語の"Kommentar"(英語の"commentary"に該当)であり「解説書」「注釈書」という意味で使われます。
サブスタンス、サブ
"substance"は「実質、実体」という意味ですが、「法案や政策の中身」という意味で使われます。また、その法案・政策の主担当は、略してサブと呼ばれます。
サブロジ、ロジ
法案・政策の主担当を補佐する人をロジといいます。ロジは、"logistics"(物資の輸送・補給)の略称です。
ショートノーティス
"short notice"は「突然の知らせ」と訳されます。
「急な用件にもかかわらずお越し頂き」という表現を「ショートノーティスにもかかわらず・・・」という使い方をされます。