
入札に関して興味を持たれている方に向けて、郵便入札について解説する記事です。
郵便入札は一般的な入札と違い、入札書を郵送するという特徴を持つ入札方式ですが、一般入札とどのような点において優れていて、どのように行われるのでしょうか?
そこで今回の記事では、郵便入札のメリットについて入札者側・発注者側の両面からメリットを解説。
また、郵便入札の手順も順を追ってご紹介します。
郵便入札には入札者側・発注者側それぞれのメリットがあります。
入札に興味を持たれていて参加を検討されている方は、郵便入札のメリットや流れについて把握してから入札に臨みましょう。
郵便入札のメリット
まずは郵便入札のメリットについて、入札者側のメリット・発注者側のメリットの両面から解説します。
入札者から見た郵便入札のメリット
入札者から見た郵便入札のメリットは、時間とコストが削減できることです。
一般的な入札では図面・仕様書など入札参加のために必要な書類を受け取るため、来庁する必要性がありました。
しかし郵便入札では、入札関連の書類を受け取るために来庁したり、開札時に立ち会ったりする必要はありません。
そのため、移動にかかる時間やコストを削減でき、入札に参加する際の負担が軽減されると考えられます。
もちろん、郵送の手間などは必要となりますが、移動するより時間はかからないはずです。
入札者にとって郵便入札とは、時間やコスト削減のメリットを感じられる入札方式だと言えます。
発注者から見た郵便入札のメリット
発注者から見た郵便入札のメリットは、不正防止と事務手続き簡略化がしやすいことの2点です。
郵便入札では通常の入札より事務手続きを簡略化しやすいため、入札や契約にかかわる事務作業が効率化される傾向があります。
100%の確率ではないものの、入札参加者と直接対面することがないことから不正防止にも役立つでしょう。
以上のように発注者にとっては、不正を予防しやすく、事務作業を効率化できることが郵便入札のメリットです。
郵便入札の手順
それでは、郵便入札の手順について解説します。
【郵便入札の手順】
- 入札告示を閲覧する
- 入札参加申込書・質問書を提出する
- 入札参加資格審査を受ける
- 審査結果通知書を受け取る
- 質問書の回答を確認する
- 入札書を郵送する
- 開札
郵便入札は入札書を郵便で送付する手順が異なりますが、その他の手順は一般入札と大差ありません。
入札告示を閲覧したら参加申込書など必要書類を提出し、資格審査に通過できれば入札に参加できるようになります。
入札参加申込書は窓口に持参もしくはFAXで提出、質問書は窓口に持参して提出しますが、入札書は郵便局窓口からの郵送で提出してください。
郵送方法は一般書留か簡易書留が一般的ですが、特定記録郵便での送付を認めている自治体もあります。
自治体により詳細が変わる場合もあるでしょうが、郵便入札の基本的な手順は以上のとおりです。
郵便入札には発注者・入札者双方にとってメリットがある
いかがでしたでしょうか?
この記事を読んでいただくことで郵便入札についてご理解いただけたと思います。
郵便入札は発注者・入札者の双方にとってメリットがあり、コスト削減や事務作業軽減に役立つ入札方式です。
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