ユニークな入札案件のご紹介Ⅳ

本記事では、入札に関心を持ち参加を検討されている方に向けて、ユニークな入札案件(今回は特に、世界遺産に関連した入札案件)をご紹介します。

世界遺産は、ユネスコの世界遺産リストに登録された文化財・自然など、顕著な普遍的価値を持つ物件・不動産等のことであり、日本では、令和45月現在、京都・奈良の文化財群など25のテーマの遺産が登録されています。国や自治体はこの世界遺産登録を重視し、候補地の推薦業務から登録後の管理・保全業務にいたるまで、様々な業務を民間事業者に委託しています。以下では、その一部をご紹介します。

 

1.ユニークな入札案件(世界遺産関連)

ユネスコへの推薦準備

 

現在、ユネスコへの推薦準備段階にあるテーマとしては、「金を中心とする佐渡鉱山の遺産群」「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」そして「彦根城」があります。

このうち例えば「金を中心とする佐渡鉱山の遺産群」に関しては、2023年の推薦に向けて、「推薦書の編集」や、「国際専門家会議の運営」が、文部科学省と新潟県教育庁文化行政課から民間事業者に委託されました。国際専門家会議では、国内外から歴史研究者などの専門家を招いて、遺産の歴史的価値を議論・検証します。

また、自然遺産の推薦地に対しては、観光事業や気候変動が生態系などにどのような影響を与えるか、といった事前の調査研究が民間事業者に委託されて行われます。

 

順応的管理、モニタリング

 

順応的管理とは、自然環境や歴史的背景の変化などに順応して適切な管理を継続して行っていくことを意味します。例えば、屋久島(鹿児島県)は平成5年に世界自然遺産に登録されましたが、定期的にモニタリング調査が行われ、遺産保全のための順応的管理が実施されています。

モニタリング調査では、森林の生態系、動植物の生息・生育状況などを観測し、その科学的データに基づいて、学識経験者等の意見・監督の下で、効果的な遺産の保護・管理が行われます。

 

管理維持・修繕 等

 

文化財遺産の場合は、破損部分の修理や補強、庭園の剪定・除草など、建物や景観の保持のための取り組みが行われています。例えば、「軍艦島」(長崎市高島町端島、サムネイル画像)の場合、台風で破損した防波堤の修理・補強工事、建造物のコンクリートの劣化状況の調査と長寿命化に向けた取り組みが、民間事業者に委託されて行われています。

上記の他にも、広報活動のための記念館の建設・管理・運営、観光誘致のためのツアー企画、ホームページや出版物の制作など、様々な事業活動が民間事業者に委託されて行われています。

 

入札マーケットは「仕事のデパート」

 

いかがでしたでしょうか?

「え?そんな事も民間業者に委託されているの?」と思われた方も多いのではないでしょうか?

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